Brooklyn Method Grammar 022 / Structure Training Course

【what】の練習 – 音とインプレッションで覚えるブルックリンメソッド

whatを理解する

学校では疑問文を作るときのwhatとして習った記憶が強いことかと思います。疑問文にはもちろん使われるのですが、【what = 何】という形で覚えていることがwhat本来のもつ意味から限定された使い方しかできなくなり、その結果うまく使えないという傾向になります。what自体の本来のコンセプトをしっかり理解しましょう。

whatは代名詞

レッスン020【代名詞】の回で、抽象的なものを表す代名詞であるheやshe, it, themなどがあることを説明しました。それらの他にも抽象的なものを表す代名詞があり、その代表格がwhatです。

whatは、【何?】ではなく、【物、事柄】を表す代名詞です。具体的ではないものの伝えたい大枠を表すものです。代名詞のwhatは名詞であることから、大きな名詞句を作り、パターンのS(主語)やO(目的語)、C(補語)などにそのまま入れて使うことができます。

I don’t like what he said. SVO(彼が言ったことが気に入らない)
whatが事柄を、he saidがその主体を表しています。

S(主語)としても使うことができます。
What she told me is unacceptable. SVC (彼女が言ったことは受け入れられません)

C(補語)としても使うことができます。
That’s not what she told me. SVC (彼女はそんなこと言ってない)

このように事柄や物を表す代名詞として内容がある名詞句を作ってパターンで使うことで幅広い表現ができるようになります。

疑問文をつくる場合
【What she told me】という名詞句は【彼女が言ったこと】です。それを問うには、【彼女が言ったこと】は何?という形にします。ここで疑問文を作るときのルールを適用します。

1.助動詞の省略を戻す
What she did tell me.

2.主語と助動詞を倒置する。
What did she tell me?
これがwhatを使った疑問文の理にかなった考え方です。疑問のときに頭につけるのではなく、元々代名詞として名詞句があり、それに疑問のルールを適用した形が結果としてWhat did she tell me?になるということです。

※この考え方は英語の文法学上では必ずしも正しいものではないかもしれませんが、一番納得ができ、実際の言葉を話す感覚に最も近い考え方ということでお伝えしております。

Exercise 1 音を真似ましょう

1.

2.

3.

4.

5.

6.

7.

8.

9.

10.


Exercise 2 音をできるだけ似せましょう。

英語の音は日本語よりも音量差があります。ピンクの音を大きく、その他の音のボリュームを小さくする感覚で音量差をつけましょう。

アルファベット表記されている音の目安
ア = ʌ”あ”よりも口を小さめで短く
ぁ = ə”あ”を口を半開き
あ = ɑ”お”の形で”あ”
i = “え”の形で”い”
R = 舌先が後ろの位置からの”らりるれろ”
r = 舌先が後ろの位置からの”əあ”
L = 舌先を前歯の後ろにつける位置からの”らりるれろ”
l = 舌先を前歯の後ろにつける位置で終わる
sh = “し”から”い”を省く
j = “じ”から”い”を省く
ch = “ち”から”い”を省く
s = “す”から”う”を省く
z = “ず”から”う”を省く
k = “く”から”う”を省く
g = “ぐ”から”う”を省く
p = “ぷ”から”う”を省く
b = “ぶ”から”う”を省く
d = “ど”から”う”を省く
t = “と”から”う”を省く
m = “む”から”う”を省く
n = “ん”+ “ぬ”から”う”を省く
th = 舌先と前歯の間から空気を出す
TH = 舌先と前歯の間から空気を出さずに振動させる
f = 下唇と前歯の間から空気を出す
v = 下唇と前歯の間から空気を出さずに振動させる


ピンクの文字はアクセントで音量を大きく

1.wあっ pいーpL thいnk

2.wあっ tあいmいtz

3.wあっ fうーd shいーLあいks

4.wあっ mぇあtぁrztうー mいー

5.wあっshいーdアz vRいdえ

6.wあt hいーsおう yえstぁrdえい

7.wあっyう tおうLdmい

8.wあtいtz

9.wあっTHえい wあnぁ hいぁr

10.wあtあい kえぁrぁbあうt


Exercise 3 イメージを見て音をだしましょう。

1.

2.

3.

4.

5.

6.

7.

8.

9.

10.


Exercise 4 音を聞いてイメージしましょう。

音をきいてイメージしながら音を出しましょう。

日本語訳や英語のスペル、アルファベットを頭で考えないようにしましょう

1.

2.

3.

4.

5.

6.

7.

8.

9.

10.


Phrases

1.what people think. 皆が思うこと
2.what time it is. 時刻
3.what food she likes. 彼女が好きな食べ
4.what matters to me. 私にとって重要なこと
5.what she does every day. 彼女が毎日すること
6.what he saw yesterday. 彼が昨日みたもの
7.what you told me. あなたが言ったこと
8.what it is. そのこと
9.what they want to hear 彼らが聞きたいこと
10.what I care about. 私が気にかけていること

戻る

Exercise 5 動画でトレーニング

音をきいてイメージを見ながらフレーズを練習しましょう。

日本語訳や英語のスペル、アルファベットを頭で考えないようにしましょう。

練習用音声

フレーズが連続して再生されます。日々の練習用にお役立てください。


関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。