Brooklyn Method Grammar 030 / Structure Training Course

【名詞 + To不定詞】の練習 – 音とインプレッションで覚えるブルックリンメソッド

名詞 + To不定詞

レッスン029【不定詞の名詞句】では【to+動詞の原型(+目的語など)】自体を大きい名詞句としてSVOパターンのO(目的語)として使うことができることを説明しました。これは文法上で言われる不定詞の名詞的用法というものです。

今回はto不定詞の別の使い方として、【ある名詞】に【To不定詞句】を付け足すことで【さらに大きい名詞句】を使って、Oのパーツとして使える方法を説明します。

To不定詞句まるごとが名詞句になる名詞的用法は直前にくるものが【動詞】でした。

I like to listen to music. SVO to listen to music(音楽をきくこと)がOの役割をしている

To不定詞の形容詞的用法

今回はTo不定詞の直前に名詞がきている場合、そのTo不定詞はその名詞を修飾する形容詞句になるというものです。そしてその【名詞+【To不定詞による形容詞句】】としてさらに大きい名詞句となるOを作ることができます。メガ名詞句みたいなイメージをもってみてください。

I have “some water to drink”. SVO
このto drinkはto+動詞の原型でTo不定詞として直前にあるsome waterを修飾しています。
some water to drink 飲むための水

このように、To不定詞の前に名詞がある場合、〇〇するための名詞というような使い方をすることができます。(後にでてくる副詞的用法でも直前が名詞になることがあるため必ずという訳ではありません)
some water とto drink.が合体することにより【飲むための水】というさらに大きい名詞句が出来上がり、それが動詞のhaveのO(目的語)となります。

直前の名詞が主語なのか、目的語なのか、副詞句なのか
上のケースはもともと I drink some waterというように名詞のsome waterは元々がTo不定詞のdrinkに対して目的語の役割をしているケースでした。

To不定詞の直前の名詞が目的語ではなく主語や副詞句(前置詞+名詞)で使われるケースもあります。

主語で使われるケース
I don’t know “anyone to help me”. SVO
このケースのTo不定詞のhelpの前の名詞anyoneはhelp meをする主語にあたるものになります。

ここまでは特別なことを意識しなくても良いのですが、問題は副詞句(前置詞+名詞)で使われるケースです。

Do you have “a pen to write with”? SVO
このケースでは主語はIまたはYouなどの誰かがwrite with a penをします。To不定詞の直前の名詞のpenは副詞句(前置詞+名詞)からきている名詞になるためTo不定詞のwriteのあとのwithは残ったままになるのです。

とてもわかりづらいと思いますのでもう一例をあげます。

I don’t have “a house to live in”. SVO
主語のIがlive in a houseの内容で副詞句(前置詞+名詞)であるin a houseからa houseを名詞として持ってきているためにTo不定詞のto liveの後にinが残ったままになります。

このように、To不定詞が修飾する名詞が主語または目的語を表している場合は特に気をつけなくて良いのですが、副詞句(前置詞+名詞)の名詞を表している場合は前置詞が残るというところがキーポイントです。

難しい説明になってしまいましたが、今回の押さえるところは【名詞】+【To不定詞句】でさらに大きいメガ名詞句を作ってO(目的語)として使いましょうというコンセプトです。

Exercise 1 音を真似ましょう

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Exercise 2 音をできるだけ似せましょう。

英語の音は日本語よりも音量差があります。ピンクの音を大きく、その他の音のボリュームを小さくする感覚で音量差をつけましょう。

アルファベット表記されている音の目安
ア = ʌ”あ”よりも口を小さめで短く
ぁ = ə”あ”を口を半開き
あ = ɑ”お”の形で”あ”
i = “え”の形で”い”
R = 舌先が後ろの位置からの”らりるれろ”
r = 舌先が後ろの位置からの”əあ”
L = 舌先を前歯の後ろにつける位置からの”らりるれろ”
l = 舌先を前歯の後ろにつける位置で終わる
sh = “し”から”い”を省く
j = “じ”から”い”を省く
ch = “ち”から”い”を省く
s = “す”から”う”を省く
z = “ず”から”う”を省く
k = “く”から”う”を省く
g = “ぐ”から”う”を省く
p = “ぷ”から”う”を省く
b = “ぶ”から”う”を省く
d = “ど”から”う”を省く
t = “と”から”う”を省く
m = “む”から”う”を省く
n = “ん”+ “ぬ”から”う”を省く
th = 舌先と前歯の間から空気を出す
TH = 舌先と前歯の間から空気を出さずに振動させる
f = 下唇と前歯の間から空気を出す
v = 下唇と前歯の間から空気を出さずに振動させる


ピンクの文字はアクセントで音量を大きく

1.あいwあnt smthいntうー いーt

2.shいーbおうっsぁm bうkstうー stアdいwいTH

3.hいーnいーz smthいngtうー kアvぁrいt

4.いhぇあv nおうwアntうー hえLpmいー

5.THいsいzTHぁ tうーLtうー fいksTHぇあっ

6.WうdyうーLあいk nいthいngtうー dRいnk

7.いgアtぁ bあいktうー gおTHえぁr bあ

8.THぇあtsTHぁ pいLtうー kyうぁrTHいs pRあbLぁm

9.THえいぁr Lうkいnfぁrぁ pぁrsntうー wぁrkwいTH

10.ShいーbRおうっ smthいntうー yうーzぁっTHぁ mいーtいng


Exercise 3 イメージを見て音をだしましょう。

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Exercise 4 音を聞いてイメージしましょう。

音をきいてイメージしながら音を出しましょう。

日本語訳や英語のスペル、アルファベットを頭で考えないようにしましょう

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Phrases

1.I want something to eat. 何か食べる物がほしい
2.She bought some books to study with. 勉強するための本を買った。
3.He needs something to cover it. 彼は隠す何かが必要です。
4.I have no one to help me. 助けてくれる人が誰もいない
5.This is the tool to fix that. これがそれを直してくれる道具です。
6.Would you like anything to drink? 何かお飲みになりますか?
7.I got a bike to go there by. そこへいくための自転車をゲットしました。
8.That’s the pill to cure this problem. それがこの症状を治すための錠剤です。
9.They are looking for a person to work with. 彼らは一緒に働く人を探しています。
10.She brought something to use at the meeting. 彼女は会議で使う何かを持ってきました。

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Exercise 5 動画でトレーニング

音をきいてイメージを見ながらフレーズを練習しましょう。

日本語訳や英語のスペル、アルファベットを頭で考えないようにしましょう。

練習用音声

フレーズが連続して再生されます。日々の練習用にお役立てください。


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