Brooklyn Method Grammar 033 / Structure Training Course

【関係代名詞の名詞句】の練習 – 音とインプレッションで覚えるブルックリンメソッド

関係代名詞の名詞句

これまで名詞句を作るパターンをいくつか紹介してきましたが、今回が名詞句最後の回になります。メガ名詞句を作るというところでは同じですが、これまでとは少し異なり関係代名詞というパターンを使ったものです。

関係代名詞とは

その対象である名詞をより詳しく説明するために、その目印を置くことで詳しい内容が説明する対象がそれであることを表します。と文章で説明してもわかりづらいかと思いますので例を挙げます。

何かの名詞があるとします。

The book (その本)

この本がどんな本なのかを詳しく説明したい場合、

テーブルの上にある本であれば、前置詞を使った名詞句の

The book on the table.で表すことができます。

会議で使うための本であれば、To不定詞を使った名詞句の

The book to use at the meeting. で表すことができます。

これらのケースで表すことができるのは【主語が自分である場合】または【主語などがない状態である場合】になります。そのため、【誰々が〇〇をした】というような内容を表すことはこれらの方法ではできません。そういう場合に使われるのが関係代名詞です。

The book that(which) she bought at the store yesterday before the class.(授業の前に彼女がお店で買った本)

このthatやwhichが、【これから言うものはthatやwhich前の本を説明するものです】というターゲットを示しているサインです。元々は事実として

she bought the book at the store yesterday before the class. SVO + 副詞句+副詞+副詞句

という状態があり、動詞にたいしてO(ターゲット)であるthe bookを前に出し、thatやwhichでつなぐことで

The book that(which) she bought at the store yesterday before the class.という形になり、【授業の前に彼女がお店で買った】という内容を付け加えた【本】という超メガ名詞句になります。

このパターンは会話ではとてもよく使われるため、通常はthatやwhichが省略され、

The book she bought at the store yesterday before the class.という形で用いられます。これをSやOとして使うことでより幅広い表現ができるようになります。

The guy studying English in the room borrowed the book she bought at the store yesterday before the class.

とても長い文章に見えますがシンプルな SVOのパターンで

S The guy studying English in the room.(名詞+現在分詞による名詞句)

V borrowed

O the book she bought at the store yesterday before the class.(関係代名詞thatやwhichが省略された形による名詞句)

となります。

このように関係代名詞を使った名詞句はとても長い構造を作ることができますが、長くすることが目的ではなく、細かい説明をしたい場合に使われます。

Exercise 1 音を真似ましょう

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Exercise 2 音をできるだけ似せましょう。

英語の音は日本語よりも音量差があります。ピンクの音を大きく、その他の音のボリュームを小さくする感覚で音量差をつけましょう。

アルファベット表記されている音の目安
ア = ʌ”あ”よりも口を小さめで短く
ぁ = ə”あ”を口を半開き
あ = ɑ”お”の形で”あ”
i = “え”の形で”い”
R = 舌先が後ろの位置からの”らりるれろ”
r = 舌先が後ろの位置からの”əあ”
L = 舌先を前歯の後ろにつける位置からの”らりるれろ”
l = 舌先を前歯の後ろにつける位置で終わる
sh = “し”から”い”を省く
j = “じ”から”い”を省く
ch = “ち”から”い”を省く
s = “す”から”う”を省く
z = “ず”から”う”を省く
k = “く”から”う”を省く
g = “ぐ”から”う”を省く
p = “ぷ”から”う”を省く
b = “ぶ”から”う”を省く
d = “ど”から”う”を省く
t = “と”から”う”を省く
m = “む”から”う”を省く
n = “ん”+ “ぬ”から”う”を省く
th = 舌先と前歯の間から空気を出す
TH = 舌先と前歯の間から空気を出さずに振動させる
f = 下唇と前歯の間から空気を出す
v = 下唇と前歯の間から空気を出さずに振動させる


ピンクの文字はアクセントで音量を大きく

1.hいーzTHぁgあい あいyうーstうーLアv

2.あいstいL hぇあvWアn yうgえいvmい

3.shいーwおぁTHぁ dRえsあいdいzあいnd

4.THぇあtsっTHぁnyうーs vRいWアnいz tおーkいngぁbあうt

5.THえいvいzいtいっTHぁ tあうnshいーwぁz bおぁrnn

6.あいwぁrkぁっTHぁ kアmpあnい mあいfあTHぁr fあうndいd

7.shいーgアっtぁ nyうーkあぁr shいーmえnshぁnd bいfおぁr

8.hいーRいpえぁrTHぁ dおーぁr hいzsアn bRおうk

9.dおnっwおRいぁ bあうっTHぁ mアnいyう うmい

10.THぁfうーdshいー mえいd kぁmpLいーtLいーいn pRえstmい


Exercise 3 イメージを見て音をだしましょう。

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Exercise 4 音を聞いてイメージしましょう。

音をきいてイメージしながら音を出しましょう。

日本語訳や英語のスペル、アルファベットを頭で考えないようにしましょう

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Phrases

1.He is the guy I used to love. 彼が私が以前愛した人です。
2.I still have one you gave me. あなたがくれたものまだ持ってますよ。
3.She wore the dress I designed. 彼女は私が作ったドレスを着ました。
4.That’s the news everyone is talking about. みんなそのことで話題持ちきりです。
5.They visited the town she was born in. 彼らは彼女の生まれ故郷に行きました。
6.I work at the company my father founded. 私は父が作った会社で働いています。
7.She got a new car she mentioned before. 彼女は前に話していた車を買いました。
8.He repaired the door his son broke. 彼は息子が壊したドアを直しました。
9.Don’t worry about the money you owe me. お金のことは気にしなくていいですよ。
10.The food she made completely impressed me. 彼女の料理はすごかった。

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Exercise 5 動画でトレーニング

音をきいてイメージを見ながらフレーズを練習しましょう。

日本語訳や英語のスペル、アルファベットを頭で考えないようにしましょう

練習用音声

フレーズが連続して再生されます。日々の練習用にお役立てください。


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