Brooklyn Method Grammar 054 / Structure Training Course

【let,helpの使い方】の練習 – 音とインプレッションで覚えるブルックリンメソッド

let,helpの使い方

haveやmakeでのSVOC(SVO)解釈での使役を表す動作についてこれまで説明しましたが、同じスペシャルなパターンを使うことができるのがletとhelpです。 SVO 原形動詞のパターンはhave, make, let, helpとありますが、構造がスペシャルなだけで違いは元の動詞そのものによってでるだけです。have, make, let, helpそれぞれの本来のもつコアな意味をしっかり理解して、場面ごとに音で練習することでその状況、ニュアンスを感じるようにしましょう。

許可、同意を表すLet

letは日本語では【させる】のように訳されますが、日本語のさせるは幅が広く、命令するものからお願いするものや、okしてあげるだけのことにも使われます。このため英語の使役動詞という文法がわからなくなって混乱する方が多いのですが、感覚としての使い分けは以下のようになります。

have A do(原形) B (AにBをしてもらう)
haveは自分が主体となってコントロールすることを表しますので、Bに対してお願いしたりなど緩やかにやってもらう感じになります。

make A do(原形) B (AにBをさせる)
makeはパワーを使って強い変化を起こしますのでBに対して強制力をもってやってもらう感じになります。

let A do(原形) B (AがBするのに同意する、許可する)
letは相手が望んでいることに対して許可や同意することで相手がそれをやる感じになります。haveやmakeが主語が主体となっているのに対してletは相手が主体となっているところが大きな違いで重要なポイントです。

I’ll let him know.(彼に知らせておきます)
彼がその情報を知りたいであろうという前提でそれを許可するようなアクションになります。

手伝う内容によって言い方が変わるhelp

helpは他動詞ですのでSVOパターンが基本になります。helpの後はO(目的語)として人がくるのでAがBを手伝う、助けるという内容になります。
A help B(人)

helpする内容

helpする内容が物や事柄である場合は名詞になるため前置詞のwithを用います。

She helped me with the assignment.(彼女はその課題を手伝ってくれた)

helpする内容が動作である場合は原形動詞を使って表します。have,make,letと同じSVOCパターンです。

I’ll help you carry the baggage.(お荷物を運ぶのを手伝いますね)

Exercise 1 音を真似ましょう

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Exercise 2 音をできるだけ似せましょう。

英語の音は日本語よりも音量差があります。ピンクの音を大きく、その他の音のボリュームを小さくする感覚で音量差をつけましょう。

アルファベット表記されている音の目安
ア = ʌ”あ”よりも口を小さめで短く
ぁ = ə”あ”を口を半開き
あ = ɑ”お”の形で”あ”
i = “え”の形で”い”
R = 舌先が後ろの位置からの”らりるれろ”
r = 舌先が後ろの位置からの”əあ”
L = 舌先を前歯の後ろにつける位置からの”らりるれろ”
l = 舌先を前歯の後ろにつける位置で終わる
sh = “し”から”い”を省く
j = “じ”から”い”を省く
ch = “ち”から”い”を省く
s = “す”から”う”を省く
z = “ず”から”う”を省く
k = “く”から”う”を省く
g = “ぐ”から”う”を省く
p = “ぷ”から”う”を省く
b = “ぶ”から”う”を省く
d = “ど”から”う”を省く
t = “と”から”う”を省く
m = “む”から”う”を省く
n = “ん”+ “ぬ”から”う”を省く
th = 舌先と前歯の間から空気を出す
TH = 舌先と前歯の間から空気を出さずに振動させる
f = 下唇と前歯の間から空気を出す
v = 下唇と前歯の間から空気を出さずに振動させる


ピンクの文字はアクセントで音量を大きく

1.Lえっmいー thいnkぁbあうtいっ

2.yうーshうd Lえtいっ gお

3.あいwおうnt Lえtyうーdあうn

4.あLえtyうー gお

5.dおnっ LえthいmいnTHいs Rうーm

6.wうdyうー hえLpみー うt

7.shいーhえLptmいー アndぁrstぇあndいっ

8.あいhえLpthいm fあいndいっ

9.shいーhえLpthぁr wいTHhぁr hおうmwぁrk

10.hえLpyぁrsえlftうーTHぁ fうーdおうvぁr THえぁr


Exercise 3 イメージを見て音をだしましょう。

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Exercise 4 音を聞いてイメージしましょう。

音をきいてイメージしながら音を出しましょう。

日本語訳や英語のスペル、アルファベットを頭で考えないようにしましょう

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Phrases

1.Let me think about it. 考えさせてください。
2.You should let it go. あきらめたほうがいいですよ。
3.I won’t let you down. 任せてください。
4.I’ll let you go. どうぞもう大丈夫ですよ。
5.Don’t let him in this room. 彼をこの部屋には入れるな。
6.Would you help me out? ちょっと手伝って。
7.She helped me understand it. 彼女はそれを理解するのに助けになりました。
8.I helped him find it. 彼がそれを探すのを手伝いました。
9.She helped her with her homework. 彼女はその娘の宿題を手伝いました。
10.Help yourself to the food over there. あちらの軽食はお好きなようにおとりください。

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Exercise 5 動画でトレーニング

音をきいてイメージを見ながらフレーズを練習しましょう。

日本語訳や英語のスペル、アルファベットを頭で考えないようにしましょう。

練習用音声

フレーズが連続して再生されます。日々の練習用にお役立てください。


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