Brooklyn Method Grammar 060 / Structure Training Course
仮定を表す副詞節
前回レッスン059は条件を表す副詞節を練習しました。この中で【もし】ということを表す【if】も条件を表す接続詞として登場しましたが、【if】はさらに深い理解が必要となります。英語ではifを3つのカテゴリーにわけて使い方が異なるのでしっかり練習しましょう。
これからおこる条件を表すif(first conditional)
ある条件が整った場合を表す【もし】の場合、ifが使われますが、ifが使われている副詞節内は現在形で表されます。これは前回レッスン059の内容です。
If it rains tomorrow, I will cancel it. (明日雨が降ったらキャンセルします)
条件として雨がふることを表しています。明日の話ですがwillは使えないので注意が必要です。主節(メインのパターン)はwillを使うことはOKです。
未来の話で可能性は低いけどゼロじゃないこと表すif(second conditional)
普通なら起こりえないけど、【仮にもし起こったとしたら】という非常に低い確率のことを言いたい場合、ifが使われている副詞節内は過去形で表されます。これから起こることなのに過去形です。
if it rained tomorrow, I would cancel it. (仮にもし明日雨が降ったらキャンセルします。まず降らないでしょうけど)
天気予報で100%晴れのようなケースで万が一というような場合です。tomorrowなのにrainedになっているところが注目です。 主節(メインのパターン)も仮の話なので仮定を表す助動詞のwouldが使われています。
過去の話で実際には起こっていないけど仮に起こっていたとしたらということを表すif(third conditional)
過去を振り返ってみて【仮にもし過去が〇〇だったら】という空想の内容を表す場合、ifが使われている副詞節内は過去完了形で表されます。実際には起こっていないけど、もし〇〇だったならという場合です。
If it had rained yesterday, I would have canceled it.(もし昨日雨が降っていたらキャンセルしていたでしょう。降ってないしキャンセルもしてないけど)
たら、ればの話です。過去のことなので今更違う可能性をいっても仕方ないのですが、それを言う場合につかう表現です。主節(メインのパターン)は仮定を表すwouldに、完了を表す現在完了が使われています。(そうなっていたという完了表現のため)
このようにifはfirst conditional(条件)、second conditional(これからおこるかもしれない仮定)、third conditional(過去に起こりえたかもしれない仮定)の3パターンがあります。このうちsecondとthirdが文法上で仮定法といわれるものですが、難しく考える必要はありません。助動詞のところで説明したように、仮定をするときは過去形(過去完了も含む)で表すという大前提を使用しているだけです。
Exercise 1 音を真似ましょう
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
Exercise 2 音をできるだけ似せましょう。
英語の音は日本語よりも音量差があります。ピンクの音を大きく、その他の音のボリュームを小さくする感覚で音量差をつけましょう。
アルファベット表記されている音の目安
ア = ʌ”あ”よりも口を小さめで短く
ぁ = ə”あ”を口を半開き
あ = ɑ”お”の形で”あ”
i = “え”の形で”い”
R = 舌先が後ろの位置からの”らりるれろ”
r = 舌先が後ろの位置からの”əあ”
L = 舌先を前歯の後ろにつける位置からの”らりるれろ”
l = 舌先を前歯の後ろにつける位置で終わる
sh = “し”から”い”を省く
j = “じ”から”い”を省く
ch = “ち”から”い”を省く
s = “す”から”う”を省く
z = “ず”から”う”を省く
k = “く”から”う”を省く
g = “ぐ”から”う”を省く
p = “ぷ”から”う”を省く
b = “ぶ”から”う”を省く
d = “ど”から”う”を省く
t = “と”から”う”を省く
m = “む”から”う”を省く
n = “ん”+ “ぬ”から”う”を省く
th = 舌先と前歯の間から空気を出す
TH = 舌先と前歯の間から空気を出さずに振動させる
f = 下唇と前歯の間から空気を出す
v = 下唇と前歯の間から空気を出さずに振動させる
ピンクの文字はアクセントで音量を大きく
1.いfあいwぁr いnyぁr shうーz
2.いfshいー shおうdぁp hいぁr
3.いfTHえい いnvあいtいdmいーtうーTHい いvえnt
4.いfshいーwぁrktあうt hあぁrd
5.いfいっsnおうd tうmあRおう
6.いfいっRえいnd yえstぁrdえい
7.いfあいhぇあd stアdいーd mおぁr
8.いfshいーhぇあd mぇあRいーd hいm
9.いfyうーhぇあd bいーnTHえぁr
10.いfshいーhぇあd tおうLdmいーぁbあうtいっ
Exercise 3 イメージを見て音をだしましょう。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
Exercise 4 音を聞いてイメージしましょう。
音をきいてイメージしながら音を出しましょう。
日本語訳や英語のスペル、アルファベットを頭で考えないようにしましょう
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
Phrases
1.If I were in your shoes. もし私があなたの立場なら。
2.If she showed up here. もし彼女が現れたら。
3.If they invited me to the event. もしイベントに招待されたら。
4.If she worked out hard. もしたくさん運動したら。
5.If it snowed tomorrow. もし明日雪が降ったら。
6.If it had rained yesterday. もし昨日雨が降っていたら。
7.If I had studied more. もし私がもっと勉強していたなら。
8.If she hadn’t married him. もし彼女が彼と結婚していなかったら。
9.If you had been there. もしあなたがその場にいたのなら。
10.If she had told me about it. もし彼女が教えてくれていたら。
Exercise 5 動画でトレーニング
音をきいてイメージを見ながらフレーズを練習しましょう。
日本語訳や英語のスペル、アルファベットを頭で考えないようにしましょう。
練習用音声
フレーズが連続して再生されます。日々の練習用にお役立てください。
この記事へのコメントはありません。